神島化学工業
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化成品営業

JOB INTRODUCTION

化成品営業

海水から生まれた一握りの素材が、世界のものづくりを支える。

CHEMICAL

ABOUT THE JOB

顧客と技術をつなぎ、
素材の可能性を広げる。

スマホ、自動車、電線、食品、医薬品など、幅広い分野で使われるマグネシウムを提案する仕事です。
顧客が求める性能や用途を捉え、技術・製造部門と連携しながら最適な素材や新しい仕様を提案。国内外のものづくりを、素材から支えます。

JOB AT A GLANCE

ひと目で分かる仕事の基本情報

扱う素材

マグネシウムを中心とした化成品

活躍するフィールド

スマホから自動車、食品、医薬品まで

営業の2つの役割

安定供給 × 新しい用途の開拓

活動するマーケット

国内 × 海外

新規案件の期間

半年~2、3年程度

仕事でつなぐもの

顧客 × 技術 × 製造

MISSION

仕事のミッション

顧客のニーズと神島化学工業の技術をつなぎ、
最適な素材を安定して届ける。

化成品営業には、顧客へ製品を安定して届けることと、新しいニーズを製品や用途として形にする役割があります。
顧客の求める性能を捉え、技術・製造・物流などと連携し、性能、価格、供給条件を調整しながら、国内外のものづくりを素材から支えることがミッションです。

OUR ROLE

仕事の役割

顧客のニーズを捉え、素材を提案する

顧客のニーズを捉え、素材を提案する

用途や性能を聞き取り、最適なマグネシウム製品を提案します。

技術と連携し、新しい仕様をつくる

技術と連携し、新しい仕様をつくる

試作・評価を重ね、求める性能に合わせて仕様を調整します。

供給と価格を調整する

供給と価格を調整する

製造・物流と連携し、安定供給と適正な利益を両立します。

新しい用途・市場を広げる

新しい用途・市場を広げる

市場や顧客の情報から、国内外で新たな可能性を探ります。

NETWORK

関わる人・部署

社内
研究・開発/製造/品質管理・品質保証/物流/営業事務 など
社外
メーカーの研究・開発/購買・資材/商社/海外代理店 など
関わる人・部署

WORK FLOW

仕事の流れ

  1. STEP 01
    顧客のニーズをヒアリング

    顧客のニーズをヒアリング

  2. STEP 02
    最適な製品・サンプルを提案

    最適な製品・サンプルを提案

  3. STEP 03
    評価結果をもとに仕様を調整

    評価結果をもとに仕様を調整

  4. STEP 04
    実際の設備でスケールアップ試験

    実際の設備でスケールアップ試験

  5. STEP 05
    採用・量産・安定供給へ

    採用・量産・安定供給へ

  6. STEP 06
    新しい用途・市場へ展開

    新しい用途・市場へ展開

REWARDS

仕事の面白さ

  • 一つの素材から、幅広い業界のものづくりに関われる
  • 顧客と一緒に、新しい製品や用途をつくれる
  • 日本でつくった素材を、海外市場へ届けられる

CHALLENGES

仕事の難しさ

  • 業界ごとに異なる専門知識や法規制を学ぶ必要がある
  • 開発案件は、採用まで長期間かかることがある
  • 顧客ニーズと製造条件・価格・供給を調整する必要がある

SKILLS

身につく力

  • 顧客のニーズを深く聞き出す力
  • 技術とビジネスをつなぐ調整力
  • 市場や用途の可能性を見つける力

FIT

向いている人

  • さまざまな業界に興味を持ち、学ぶことを楽しめる
  • 周囲と調整しながら、自分の意見を持って進められる
  • 長期的に顧客と関係を築き、新しい市場へ挑戦できる

PROJECT STORY

既製品では、性能が出ない。
そこから始まった、
オーダーメイド開発。

私たちが扱うのは、一見どれも同じ「白い粉体」。
しかし、わずかな物性の違いが、お客様の製品性能を大きく左右します。
今回紹介するのは、産業用の特殊な電池に使われる酸化マグネシウムの開発プロジェクト。
既存品では性能が足りず、新規開発には工場の負担や採算など、さまざまな課題がありました。

お客様の要求、技術、製造、価格、安定供給。
そのすべてをつなぎ、正式採用までプロジェクトを動かしていく。
そこには、化成品営業ならではの仕事がありました。

01

始まりは、「何とかしてほしい」という声

あるお客様が使用していた酸化マグネシウムについて、競合メーカーがその製品の生産を終了することになりました。
その材料が使われていたのは、産業用の特殊な電池。
代わりの材料が見つからなければ、その電池そのものをつくれなくなる可能性があります。

そこで神島化学工業に届いたのが、「代替となる酸化マグネシウムがないか」という相談。
新しいビジネスのチャンスであると同時に、お客様のものづくりを止めないためのプロジェクトが始まりました。

COMPETITOR

競合メーカー

対象製品の生産撤退

CUSTOMER

「代替品がなければ、
製品をつくれない」

KONOSHIMA

「まず、今ある製品で
応えられないか」

02

まずは、今ある製品から。

化成品の新規案件では、いきなり新しい製品を開発するわけではありません。

まず営業がお客様から、

  • どんな用途で使うのか
  • どのような性能が必要なのか
  • どんな物性が求められているのか

を詳しく聞き取ります。
その上で、神島化学工業がすでに持っている製品の中から、条件に近い酸化マグネシウムを選び、サンプルとして提案しました。

  1. 確認

    必要な性能を聞く

  2. 選定

    条件に近い製品を選ぶ

  3. 試作

    サンプルを提出

  4. 評価

    お客様が評価

03

結果は、求める性能に届かなかった。

酸化マグネシウムの評価や検討を行う様子

最初に提案した既存製品では、お客様が求める性能を満たすことができませんでした。

けれど、お客様から返ってきたのは、「代替品がないと、この電池そのものがつくれなくなる。何とかしてほしい」という切実な言葉。

既存品では応えられない。
ならば、お客様のための仕様を新しくつくるしかない。

ここから、オーダーメイド開発が始まりました。

04

「つくれるか」だけでは決められない。

新しい酸化マグネシウムを開発すれば解決する。――しかし、話はそれほど単純ではありませんでした。
今回の製品は、使用される量がそれほど多くありません。工場から見れば、通常とは異なる製品を少量だけつくる「少量多品種」の生産になります。

新しい製品を増やせば、製造現場にはその分だけ負担がかかる。一方で、お客様にとってはなくてはならない材料。

ここで営業に求められたのが、お客様と工場、両方が納得できる条件をつくることでした。

営業は、両者の間に立つ。

CUSTOMER

お客様

必要な性能を満たしてほしい
安定して供給してほしい

SALES

営業

性能・仕様・数量・価格を調整

FACTORY

工場

なるべく通常の工程でつくりたい
少量生産でも採算を確保したい

05

「できる方法」を、社内外でつくっていく。

営業が取り組んだことは、大きく3つありました。

ACTION 01

工場の負担を、できるだけ小さくする。

技術・製造部門と連携し、標準的な製造工程に近い仕様を検討。求める性能と、現実的につくれる条件の接点を探ります。

ACTION 02

お客様と、価格・数量をすり合わせる。

少量のオーダーメイドでも継続できるよう、価格や数量を調整し、双方が納得できる条件を探ります。

ACTION 03

「ビジネスになる形」をつくり、工場を動かす。

仕様・数量・価格・採算を整理し、製造部門と調整しながら、工場が継続してつくれる条件まで整えます。

営業の仕事は、「お客様の要望を伝える」だけではない。

技術的に「つくれる」だけでも足りない。
お客様が「欲しい」だけでも足りない。

工場で継続してつくれる。
適正な利益が出る。
安定して供給できる。

そこまでそろって初めて、技術は「ビジネス」になる。
その条件をつくることも、化成品営業の仕事です。

社内で案件について検討する化成品営業
06

試す。評価する。また、調整する。

条件を整えながら、試作と評価を重ねていきます。

サンプルをつくる。お客様に評価してもらう。評価結果を確認し、技術・製造部門へ持ち帰る。必要に応じて条件を調整し、また試す。

「これなら採用できる」と言ってもらえるまで、積み重ねる。

一度のサンプルで答えが出るとは限りません。今回のプロジェクトでも試作と評価を重ね、最終的に、従来使われていた製品とほぼ同等の性能を実現するところまでたどり着きました。

  1. 試作

    サンプルをつくる

  2. 評価

    お客様が評価

  3. 確認

    結果・課題を確認

  4. 調整

    条件を調整し、また試す

長期の開発プロジェクトに取り組む営業社員

REALITY OF THE JOB

半年。1年。
ときには、2年、3年。

化成品の新規開発は、すぐに結果が出るとは限りません。一般的な開発案件でも、問い合わせから正式採用までは短くて半年。案件によっては2~3年かかることもあります。

サンプルを提出する。評価結果を待つ。条件を見直す。また試す。

その間も営業は、ただ結果を待っているわけではありません。お客様から情報を集め、技術・製造部門と相談し、次に試す条件を整えていく。答えがまだ見えない時間も、プロジェクトを止めない。それも、この仕事の難しさであり、面白さです。

07

そして、「正式採用」へ。

性能。製造条件。数量。価格。供給体制。
一つずつ条件を整えた末、神島化学工業が新たに開発した酸化マグネシウムは、代替品として正式に採用されました。

お客様から返ってきたのは、「電池の生産を止めずに済んで、本当に助かった」という言葉でした。

売ったのは「白い粉体」。
守ったのは、
お客様のものづくり。

営業が扱っているのは、見た目だけなら何の変哲もない白い粉体です。けれど、その素材がなければ、つくれない製品がある。今回のプロジェクトで神島化学工業が届けたのは、酸化マグネシウムという一つの原料。その原料が、お客様の電池の生産継続を支えました。

BEFORE

電池の生産継続が困難に

競合品の生産終了
必要な原料がなくなる

PROJECT

営業 × 技術 × 製造

条件を一つずつ整え、
オーダーメイド品を開発

AFTER

お客様の生産を継続

正式採用
安定供給へ

CLOSING MESSAGE

「売る」だけでは、たどり着けない。

お客様の要望を聞く。技術部門と相談する。
工場でつくれる方法を考える。価格を交渉する。試作と評価を重ねる。
そして、安定して供給できるところまでつなぐ。

化成品営業は、完成した商品を売るだけの仕事ではありません。
顧客のニーズと神島化学工業の技術をつなぎ、まだないビジネスを形にしていく。

一つの「白い粉体」の向こうには、
そんな営業の仕事があります。